Leader Album
/ 「Something」
(Leader Album)
11/4/20[WED]発売
定価 \2,500(JPY)
EWBS 2019(TGCS-6608)
Manufactured by :
east works entertainment inc.
Eco Art of Music Inc.
Personal:
Eriko Akiya(P)
Mark Egan(B)
Dan Gottlieb(Dr)
パット・メセニーグループのリズム隊、マーク・イーガン(B)とダニー・ゴットリーブ(Dr)と一緒に、 06'年、NYレコーディングをした5曲に、11'年、スタンダード「I Love You Porgy」「Waltz For Debby」にオリジナル1曲をソロピアノで収録。
若い頃に漠然と、自分のリーダーアルバムをつくる時は、心にしみ込むキース・ジャレットのソロピアノや、 自然の風景が浮び希望が持てたパット・メセニーの音楽のようなもの、となぜか決めていた。

今思うと、音楽が持つ不思議な力と、風や水といった自然にふれた時に感じる「美しさ」「やさしさ&あたたかさ」 「強さ」に、言葉では説明できないまったく同質のものを感じていて、それを表現したかったのだなあ~、と思う。

簡単に言えば、『人の勇気や希望になる音楽がやりたいな~!』と、その思いを忠実に、自分の言葉としての音にしたのがこのCDです。
前回のNY収録「Tell Me Bed Time Story」が "動"とすれば、今回のこのアルバムは真逆の"静"を表しています。

できるだけ沢山の方が、このCDの音にふれて&癒されて頂ければ、とっても嬉しいです!
最後に、このCDは"Blu-spec CD"ですので、収録された録音を余すところなく伝わる臨場感、高品質でお楽しみ頂くことができます。

音質にこだわった私に、高品質録音を提案し試行錯誤して下さった、イースト・ワークス・エンタテイメント(ewe)の阿部さんを始め、 関係者の皆さんに深く感謝致します。

     Love & Peace ♪ERIKO
【1.Something】 / George Harrison
世界中の友人や全ての人が、日常に起こる些細な何かに喜びを見いだして貰えるように、 又その喜びを、沢山の人達とシェアして心静かに平和に過ごせるように、と願いながら.....。
【2.Far Away】 / Eriko Akiya
遠くへ旅だった友人へ手紙を書くつもりで作曲。別離の悲しみ、沢山の想い出や感謝の気持ちを、深いストリングスの音色で表現。
【3.I Love You Porgy】 / George Gershwin
全ての人が持ちあわせる、愛する人への優しい気持ちや澄んだ心、その不思議と美しさを音に...。
【4.Flower Wave】 / Eriko Akiya
イスラエルの高山で出くわした岸壁の花畑。
ミニマル・ミュージックのS.ライヒ等が、不協的な現代音楽に傾倒するのとは逆にポップに近付けた。6/8を基本に、拍子をずらす事で力強く美しい花々が風に吹かれる風景を表現。
【5.Sunset】 / Eriko Akiya
オレンジ色に染まる夏空。パノラマの空は落ちるように深くオレンジに染まり、 スピーディーに鳥の群れが時空を旋回する様子をシンセで表現。夏空を見上げ、夕焼けの情景を表現。
【6.Something】 / Bill Evance/Gene Lees
音楽を愛し&探求し続けた、ビル・エヴァンスへ、5拍子中心の変拍子の知的な演奏で捧げた。
【7.'Cause U Make Me Smile】 / Eriko Akiya
若い頃からのミュージシャン仲間と久々に演奏した際、言葉や時空を超えたところで、心を分かち合えることに気がついた。また長い間、仲間達と笑顔で演奏ができる環境に感謝を表したの曲。
【8.Tomoshibi】 / Eriko Akiya
慈悲に満ち溢れた最も尊敬する女性。彼女に残して貰った全てに感謝を込めて、作曲し演奏した。
NYレコーディングの休憩の時、マークとダニーとNYのミュージシャンの話に。
そして、2人は私が大好きなマイルス・デイビスの話をしてくれた。
生前マイルスは、より素晴しいメンバーを求めて、色々なミュージシャンにオーディションに来る様に声をかけていたから....、
E:「マークとダニーは呼ばれた?」と聞いてみた。
2人とも若い時、ギル・エヴァンスと仲良しだったマイルスが「ギルから聞いた!」と言って電話があったらしい。マークはダメ元で、ドキドキして行ったそうだけど、ダニーは、「留守中に電話があったよ!と伝言は聞いたけれど、アル・フォスターやトニー・ウィリアムスとか凄い人ばっかり既にいるから、ダメに決まっているし、マイルスのあの声や雰囲気が怖いから無視して行かなかったんだよ!」との話をしてくれた。
「欲のないダニーらしいね!」と笑って話した休憩中の3人の写真。
Erikoが新しくリリースしたこのアルバムを僕がどれだけ楽しんでいるのか、ぜひ皆さんに伝えたいと思う。
マーク・イーガンとダニー・ゴット・リーブといったベテランのリズム隊を生かした内容もErikoらしいろころだ。選曲のヴァリエーションは新旧を混在させて多岐にわたっているのに、全曲とても美しく仕上がっている。
そして、Erikoというピアニストは、人の心にしみわたる様な繊細な演奏をするので、初めてこれらを耳にした時、自分の楽器を取り出してこのトラックと共に演奏したい!という衝動にかられた。それほど、僕はこのアルバムを凄く気にいってしまったわけなのです。レコーディングは、知性に溢れていて、しかも聞くものに喜びを与えてくれる。
僕の個人的なお気に入りは、"Something"と"I Love You Porgy"だが、全曲が新鮮で僕を魅了し続けている。
これは、僕、ルー・ソロフが太鼓判のアルバムなのです!
   ♪ルー・ソロフ

I want to tell everyone how much I have enjoyed Eriko Akiya's new recording featuring Mark Egan and Danny Gottlieb.
The musical selections are varied and so much beautiful.
Eriko is a very sensitive pianist and on the first listening I was inspired to take out my horn and play along with the tracks, which means that I loved it. The recording has depth and is also fun.
Two of my personal favorite tracks are 'Something" and "I Loves You Porgy" but all the material is interesting.
I give this a high recommendation.
   ♪ Lew Soloff